枕選びの前にやっておきたいこと!
枕選びよりも前にやっておくべき必要があることは布団選びです。
布団は身体全体を支える幹のような部分で、この選び方が悪ければ身体に不調をきたしてしまいます。
ちょっと昔に流行った低反発の布団を使用したことがある方は経験があるとおもいますが、
低反発布団の場合は必要以上に一番重いお尻の部分と頭が沈み過ぎてしまい、腰などに負担を大きくかけてしまいます。
こういったこともあり人気が縮小しましたが、
次に流行っているのが高反発の布団です。
よくスポーツ選手が宣伝していますね。
こちらは全身に筋肉を纏っているアスリート系にはよく馴染むのですが、一般人には固すぎるので、逆に筋や筋肉を傷めてしまう可能性があります。
そこでま流行っていない理由がこれですね。
また、値段が高額な上には数年で高反発特有のヘタリ(高反発が効かなくなり沈み込む)がきてしまうので、コスパ的にも非常に悪いです。
では、どういったものが一番良いかというと、
体圧を適度に分散してくれる布団ですね。
体圧分散するとお尻や頭など必要以上に布団に沈み込んでいた部分を持ち上げ、身体全身が布団に体重をかけるようになるので、非常に睡眠時による不可が少なくなります。
また、身体が沈み込むことで回数が減っていた寝返りをスムーズにすることで、一方的にかかっていた負荷を減らし筋肉の緊張をほぐすため疲労回復が早まります。
このよう適度に自分の体圧を分散してくれる布団は、
腰痛持ちの方は肩のコリを持っている方の症状を軽減することができます。
こうした耐圧分散布団で有名なのは雲のやすらぎという布団です。
名前の通り雲の上で休んでいるかのような気持ちよさや布団としての概念が崩れるのが雲のやすらぎですが、悪い点もあるので確認しておいてください。
≪雲の安らぎのデメリット≫
洗いにくい
布団の内部は五段階構造による体圧分散になっているので、
厚みが17センチもあります。
このことで洗濯機での布団丸洗いは家庭では難しいでしょう。
汚れてもいいようにシーツは必須です。
湿気がたまりやすい
雲のやすらぎは湿気を逃がす構造をしていますが、マットレス不要の厚み17センチになっています。
これはマットレス全般で同じことがいえるのですが、
床などに直で敷いてしまうと湿気が逃げにくくなるので、最悪の場合布団を敷いていたところがカビが生えたり、ダニの温床になってしまいます。
※雲のやすらぎはダニ加工してあるので布団には寄りません
ただ、湿気は定期的に布団の裏側に風を当てたりするだけで防ぐことができますし、雲のやすらぎはマットレスではなく布団なので重みもなく干すことも簡単です。
ですので、そこまで心配する必要がないのですが、念の為に伝えておきました。
このようなデメリットはもちろんありますが、
何をしても治らない腰痛をお持ちの方や、
肩のコリがひどい場合は、枕をどうこうする前に布団選びから変えていく方がいいかもしれませんね。
2秒で出来る慢性的肩こりチェック!
慢性的に肩こりがある人にはそれぞれ同じような特徴があり、どの方も肩甲骨(けんこうこつ)周辺にコリが溜り、そこが原因で肩にまで来ているということです。
で、問題の慢性的肩こりかチェックするなら、
ヨガの動作である後ろ合掌のポーズで判断が付きます。
後ろ合掌のポーズ
これがうまくいかない方は慢性的肩こりになっているので、肩甲骨をストレッチなどで徐々にほぐしていきましょう。
ストレッチ動画の参考
いきなりやり過ぎると筋肉を傷めてしまい逆効果になりかねないので、最初はゆっくりとやっていった方がいいでしょう。
こういったストレッチは毎日、もしくは定期的に続けるようにした方が効果的なのですが、
どうしても続かないと思う方はヨガスタジオに通うのも視野に入れておくといいかもしれませんね。
スタジオ体験とかだったら1000円あれば出来るところがほとんどなので、ストレッチを教わってくるのもアリかもですね♪
整体医院の先生が作った【けんこう枕】の効果は!?
テレモールで人気商品として取り扱われている、
整体医院の先生が作った【けんこう枕】ですが、
実際のところ枕を変えただけで肩のコリや痛みに対して効果はありません。
けんこう枕が効果がない理由
1.自分に合う枕はない
十人十色という言葉がありますが、
人の身体も同じく一人一人違うので、
完全に自分に合った枕というのは存在しません。
もしかしたら、中にはピッタリとけんこう枕が合う方もいらっしゃるかもしれませんが、
ほとんどの方はオーダーメイド枕を利用した方が安価ですし、自分に合うまで何回も作り直せるので安心ではないでしょうか。
2.使用環境と違う
けんこう枕を使用している動画は整体医院に置いてあるベッドの上で効果を検証しているのですが、あなたの家ではさすがに同じものでは寝ていないと思います。
布団は種類によって固め、柔らかめなどあり、あなたの体重で沈み具合が変わると枕までの高さなども変わります。
このように使用環境(布団)が違うだけでも効果は変わってきます。
では、使用環境と同じように整体医院のベッドで眠れば効果があるのか?というと、これは少し危険かもしれません。
鍼や整体などに行ったことある方は分かると思いますが、
このようなベッドは施術用に固めに作ってあり、
これで寝ようものなら腰や背中など、別の部分を痛めてしまう可能性があります。
3.肩のコリの原因はクビにはない
そもそも肩こりの原因はクビにはなく、
長年の生活習慣のよる姿勢の悪さであったり、
筋力の低下、内臓疲労などが重なって起きるものでなので、
いくら首の付け根から頭をしっかりフォローするけんこう枕でも効果はありません。
以上のことから残念ですが、
今日感百貨店で人気のけんこう枕はあまり購入するには値しないと私は感じています。
やはり長年の生活習慣は自分で意識しても変わらないので、
治すためには環境の変化が必要になります。
痛みの為に整体や鍼などで施術を受け続けるのもいいですが、
根本的な解決にはなりませんし、
痛む度に通い続けなければいけません。
ですので、環境を変える意味で肩こりや身体の不調をリセットしようと考えているならホットヨガのように、全身ストレッチしながら筋力や姿勢を徐々に正していくスポーツを取り入れた方がいいでしょう。
ヨガは特にゆったりとした動きのポーズを連続していくので、
初心者でも始めやすく、年齢が行かれた方でも安心して取り組めるスポーツです。
また、基本はストレッチなので姿勢が悪い方でも徐々に矯正されていき最終的には、コリや痛みのない自然な姿勢にまで回復することができます。
こちらに各ホットヨガスタジオの口コミが載っているので参考にしてみてください。
また、近くにヨガスタジオがない場合や行くのも辛いという方は肩こりや痛み改善プログラムなどを取り入れてみてはいかがでしょうか。